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令和 3年 3月産業市民委員会−03月09日-01号

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  1. 長岡市議会 2021-03-09
    令和 3年 3月産業市民委員会−03月09日-01号


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    最終取得日: 2023-06-09
    令和 3年 3月産業市民委員会−03月09日-01号令和 3年 3月産業市民委員会 令和3年3月9日(火)午前10時開議    ────────※──────── 〇出席委員(8人)   杵 渕 俊 久 君   荒 木 法 子 君   豊 田   朗 君   松 野 憲一郎 君   池 田 明 弘 君   加 藤 尚 登 君   諸 橋 虎 雄 君   松 井 一 男 君    ────────※──────── 〇説明のため出席した者   高見副市長       大滝地域政策監   竹内市民協働      若月環境部長     推進部長   長谷川商工部長     伊藤観光交流部長   安達農林水産部長    川合市民協働課長   金垣人権・男女     古田島文化振興課長     共同参画課長     兼生涯学習担当課長                兼中央公民館長   野口スポーツ      山田市民課長
        振興課長   桜井環境政策課長    平澤環境施設課長   小林環境業務課長    間嶋産業イノベーション                 課長   里村産業支援課長    山田工業振興課長   金子産業立地課長    星野観光企画課長   佐山観光事業課長    松木国際交流課長   波形農水産政策課長   諸橋農林整備課長   樺沢農業委事務局長    ────────※──────── 〇職務のため出席した事務局職員   腮尾事務局長      山田課長   宮島課長補佐      木村議事係長    ────────※──────── ○杵渕俊久 委員長  これより会議を開きます。    ────────※──────── ○杵渕俊久 委員長  なお、報道関係者から写真撮影の申出がありましたため、委員会傍聴規則に基づいて委員長においてこれを許可いたしましたので、御了承願います。  今定例会においては、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、委員外議員の傍聴は自粛し、控室でインターネット中継を視聴していただいております。  また、換気のため、おおむね1時間ごとに休憩を取りますので、御了承をお願いいたします。    ────────※──────── 1 議案第2号 令和3年度長岡市一般会計予算(続) ○杵渕俊久 委員長  議案第2号を議題といたします。    ─────────────────  (1) 第1条 歳入歳出予算中   〔歳出7款〕 〇長谷川商工部長伊藤観光交流部長 〔予算書及び説明書にて説明〕 ○杵渕俊久 委員長  質疑はありませんか。 ◆豊田朗 委員  私のほうからは、5点ほどお伺いさせていただきます。  初めに、説明書の269ページでございます。商工業振興費経営力強化支援事業費新規需要開拓支援補助金ということで、こちらは新規の支援事業ということでございます。新型コロナウイルス感染症の影響を受けている地域経済の下支えということで、先ほど御説明がありましたとおり、販路拡大業態転換に取り組む中小企業支援策として大変期待されているところでございます。新年度から5,000万円という予算規模で新規で実施されるわけでございますが、具体的な支援内容につきましてお聞かせいただければと思います。 ◎里村 産業支援課長  この補助金ですけれども、直近3か月の売上げウイルス禍以前の売上げと比べて減少している事業者などを対象にしまして、新たな販路拡大、新製品、新サービスの取組、業態転換といったものに対して補助率を3分の2、補助限度額50万円を基本として考えております。この事業は新型ウイルス対策ということで、国や県がこれから行います支援制度の枠からこぼれ落ちたり、はみ出てしまう、そういった支援が届かない企業を中心に、支援を補完できるように、これから商工会議所などと意見交換をしながら制度設計を進めていきたいというふうに考えております。 ◆豊田朗 委員  ちなみに、減少幅はどのくらいのパーセンテージを見ていられるのでしょうか。 ◎里村 産業支援課長  今、5%にするか、10%にするかというところを、商工会等の意見を聞きながら商工会議所と一緒に最終的なところを決めたいというふうに考えております。 ◆豊田朗 委員  続きまして、271ページでございます。事業承継支援事業費事業継続事業承継計画策定推進補助金新規事業ということでございます。今年度は新型コロナ関連補正予算におきまして、感染症の影響で事業廃止が進まないよう、事業者事業継続計画の策定と事業承継の取組を支援する目的で計上されているということでございます。新年度は、新規として750万円ほど計上されているわけですけれども、事業概要の変更や拡充される点がありましたらお聞かせください。 ◎里村 産業支援課長  令和3年度の事業につきましては、令和2年度の補正予算で計上させていただいた制度内容と変わらない形で実施したいというふうに考えております。また、さらに活用を促すために、これまでの活用事例などをチラシなどでPRしながら対応していきたいというふうに思っております。 ◆豊田朗 委員  承知しました。  続きまして、283ページでございます。観光費長岡まつり事業費について、コロナ禍の中で非常に開催が悩ましいところではありますが、今現在の予定と実施に向けた工夫等がございましたらお聞かせください。 ◎佐山 観光事業課長  長岡まつり事業費の中身としましては、8月1日に行われます平和祭、あと2日、3日に行われます昼行事、ふれあい広場、わんぱくおまつり広場への事業費補助金と、長岡まつりの特集号を印刷するための印刷製本費が主な内容になっております。  今年度同様、新型コロナウイルス感染症の状況を見ながら、これから各主催団体が開催の可否、開催した場合の事業内容を決めていくことになりますので、現時点で決定していることはございませんが、昨年8月1日に行いましたおうちで平和祭、おうちで花火などはリモート開催ながら盛り上がりましたし、インターネット配信をしたことで市外在住の方々からも反響がございました。こうした実績を参考にしながら、新年度の長岡まつりの中身についてこれから具体的な検討をしたいと考えております。 ◆豊田朗 委員  承知しました。いろんな工夫が必要ということで悩ましいところでございますけれども、いろんな部分で本当に期待しておりますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、285ページです。観光費の道の駅ながおか花火館管理運営費でございますけれども、花火館につきましては昨年の9月18日にオープンしたわけですが、オープン当初に出てまいりました課題につきましても解決されつつあるようでございますし、集客も上々であるということをお聞きしております。今後、地域の広域観光ハブ拠点としての役割も引き続き検討されているところでありますけれども、そこで今期待する効果などがありましたらお聞かせください。  また、新年度につきましては運行バス路線延長補助金が計上されていないようでございますけれども、こちらの理由につきましても併せてお聞かせください。 ◎佐山 観光事業課長  委員のおっしゃられましたとおり、昨年9月18日にながおか花火館がオープンいたしました。来年度に期待することとしましては、観光交流施設として今年度以上の集客を目指すとともに、花火館から市内の道の駅や観光施設支所地域などへと足を延ばすハブ拠点として機能させ、市内の周遊観光を促進させたいと考えております。さらには、各地域の伝統文化や魅力を発信する場として、またプラネタリウム番組などを学習、鑑賞できる場として花火館を活用する様々な方法について検討してまいりたいと考えております。  運行バス路線延長補助金については、来年度も土日、祝日のバス運行を継続実施する予定でおりますが、必要な経費につきましては交通政策課へ所管替えいたしました。説明書の337ページ、公共交通等確保維持事業費路線バス運行補助金の中に含まれてございます。 ◆豊田朗 委員  承知いたしました。  最後に、287ページの観光費海水浴場管理費でございます。こちらの施設等維持管理費が今年度と比べまして1,000万円ほど増額されているのですけれども、何か施設整備などがあるようでしたらお聞かせいただければと思います。 ◎佐山 観光事業課長  来年度予算については大幅に増額となっておりますけれども、この理由としましては、例年の海岸一斉清掃の際に回収する一般ごみ処分費用に加え、令和元年の台風第19号で海に流され、現在も海中に残っている流木などが海岸に漂着することが予想されることから、それらを回収、処分するための経費として約800万円を見込んだことによるものです。 ◆豊田朗 委員  承知しました。やっぱり今現在も結構漂流しているのが確認されているということでしょうか。 ◎佐山 観光事業課長  冬に風が海中のものを巻き上げ、また海岸のほうに漂着させるということで、やっぱり例年よりも多く流木等の漂着物が見られるような現状でございます。 ◆松野憲一郎 委員  私のほうからも何点か伺います。  初めに、説明書の269ページの中小企業融資資金貸付金で、昨年の決算審査特別委員会での質問を踏まえて、令和2年度よりマイナス30億円ほどとなっております。今このウイルス禍で経済が沈んでいる状況の中で、もっと必要ではないかなというふうに感じますが、減らした分はほかの補助制度などがあるのかを伺います。 ◎里村 産業支援課長  まず、昨年3月に、国による無利子・無担保融資制度が始まりました。これが県の制度融資を使って支援するということになりましたので、市の制度融資については利用実績がかなり減少しております。それを踏まえて、予算の見積りを25億円というふうに計上させていただきました。ただ、国と県の無利子・無担保制度融資を受けるために必要なセーフティネット証明書の発行が例年ですと60件のところ、令和元年度からこの2年度だけで既に3,100件の証明書の発行を行いました。国・県の制度融資の活用をサポートしてきたというところでございます。そういったところを手厚くしながら、予算は25億円に減少しておりますけれども、しっかりと制度融資で対応しているという状況でございます。 ◆松野憲一郎 委員  それでは次に、289ページの川口総合交流拠点施設管理運営費で、昨年から常任委員会議員協議会で質問がありますけれども、営業すればするほど赤字になるようでございます。令和3年度も6,500万円ほど予算がついておりますが、この根拠と今後の運営について伺います。 ◎佐山 観光事業課長  私のほうからは、指定管理者委託料6,400万円の根拠についてお話しさせていただきます。  指定管理者委託料は、当該施設管理運営に係る必要経費利用料金等収入見込額に基づいて算出いたしますが、川口総合交流拠点施設の令和3年度予算につきましては、経営改善計画を基に指定管理者施設管理者が算出しました温泉施設に係る収支計画について、その内容を適正と判断しまして予算計上したものでございます。  なお、新型コロナウイルス感染症の収束のめどが立ちませんので、今後の発生動向によっては今年度と同様に、観光施設につきましては管理運営費の不足が見込まれる都度必要額を補正予算で対応してまいりたいと考えております。 ◎星野 観光企画課長  私のほうからは来年度の運営ということで、指定管理者であるえちご川口農業振興公社の来年度の取組について御説明させていただきたいと思います。  公社として、今年度は、経営改善計画に基づいて、徹底した経費削減レストラン運営の見直し、社員教育などに取り組んでまいりました。来年度は、今年度に引き続きまして経費削減に取り組むとともに、料飲部門売上げ増を目指しまして、現在ニーズが高い屋内型のレジャーとしてのバーベキュープランですとか、古民家を活用したプランの企画、それからSNSを活用した情報発信などに力を入れていきたいと考えております。特に現在、コテージや古民家については県外からも問合せを多く頂いておりまして、週末には予約が入り始めているという状況でございます。  一方、先ほど佐山観光事業課長も申し上げましたけれども、今後も新型コロナウイルス拡大状況も考慮する必要がございますので、公社としては状況を踏まえながら、例えば上越や下越地区など県内のエリアのほうにも積極的にPRしていきたいと考えております。 ◆松野憲一郎 委員  温泉の泉質は非常にいいというふうに聞いておりますし、また5か年の収支計画でも今後も予算がついていくような形になっておりますので、しっかりとまたチェック機能を発揮していただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは最後に、291ページの観光施設整備事業費川口総合交流拠点施設源泉揚湯ポンプ改修工事等とあるのですが、大体幾らぐらいかかるのか分かりましたらお聞かせください。 ◎佐山 観光事業課長  事業費の内訳でございますが、温泉の空調設備16基の改修工事が約1億5,000万円。今ほど御質問に上がりました源泉揚湯ポンプ改修工事が約550万円。事業概要欄に書いてございませんが、温泉のエレベーター等改修工事約90万円などを行う予算として過疎債を活用しまして、合計1億5,930万円を計上しております。 ◎高見 副市長  担当課のほうで御説明しませんでしたが、以前から御説明しているように、川口温泉につきましてはサウンディング型の事業提案を企業に求めているところであります。今の公社の運営を確実に進めつつ、かつ休止しているホテルの運営も含めて今民間数社から提案を受けて、事業提案の内容を見て今後の運営について、公社との比較も含めて来年度に検討することにしております。 ◆池田明弘 委員  最初に、説明書の269ページの中小企業融資資金貸付金ということで、先ほど松野委員からも質問が挙がりましたが、そのほかの部分で質問します。先ほど産業支援課長のほうからるる御説明を頂きましたが、政府系・民間金融機関による実質無利子・無担保融資が進んでいると。一方で、その元本の返済猶予期間を1年と設定しているところが多く、いよいよその期間が迫っているということで経営者から不安の声が出ております。こういった状況を市としてどのように認識され、またそうした意味も含め、市の融資の立ち位置についてどのようにお考えなのかを改めてお聞かせください。 ◎里村 産業支援課長  昨年の春から国の無利子・無担保制度融資が始まりまして、金融機関にヒアリングなどをしている情報を整理しますと、1割強の企業が1年間の猶予が終わり、この春から返済を始めるようでございます。既に返済を始めている企業が4割ほどありまして、こちらのほうは企業の経営の考え方によるものが大きく、返済期間が決まっておりますので、毎月の返済額をできるだけ平準化、少なめにしたいというところで、猶予期間を設けずにそのまま返済している企業も多いと伺っております。  そういった中で、市の制度融資につきましては各金融機関とも話をしております。これから始まります国の新しい制度融資の活用、そのための証明書の発行などをしながら、返済が滞ったり、返済計画の猶予をさらに延ばしてほしいというような声も聞いておりますので、金融機関にはできるだけ柔軟に対応をお願いしてもらうように、その際には市の制度融資をうまく活用してもらうようにということで話し合っております。 ◆池田明弘 委員  よろしくお願いします。  続きまして、273ページ、商業振興事業費アーケードがん木等整備事業補助金ということで、これは例年上がっています。長岡駅前等環境整備の支援とありますが、長岡の顔である長岡駅前はなかなかさびだらけで、見た目が悪い状況が続いているわけですけれども、現状はどのようになっているのか、お分かりでしたらお聞かせください。 ◎里村 産業支援課長  駅前のアーケードに関しましては、この予算編成の段階で各組合に対して改修の要望を聞いたり、こちらのほうがさびだらけなので再塗装はいかがでしょうかというような形で働きかけをしているという状況でございます。ただ、定期的に改修している組合もあれば、組合によっては会員数の減少、あと改修の話合いがなかなか進まないということで、まだ改修に手をつけられないという組合も幾つかあるというのは承知しております。 ◆池田明弘 委員  そういった状況は、もしかしたら今後も悪化する可能性があると思いますし、今後の交流人口の拡大とか、様々大事な部分でありますので、よく検討していただきたいと思います。  続きまして、275ページの産業活性化推進事業費補助金ものづくりWeb見本市等出展支援事業は、デジタル化の中で今までと違った対策が求められる中で、令和2年度も補正予算で進められた事業かと思います。そうした中で、これまでの実績と、今後どのように取り組んでいかれるのかお伺いします。 ◎山田 工業振興課長  ものづくりWeb見本市等出展支援事業についてお答えいたします。  委員もおっしゃられたとおり、本事業につきましては7月の補正予算におきまして増額させていただいているものでございます。その内容につきましては、8件、総額で300万円を超える補助をさせていただいたところでございます。市内の中小企業の新たな販路開拓を支援するため、新型コロナウイルス感染症拡大を背景に必要が高まっているWeb見本市への出展、開催、そのためのコンテンツや動画等の作成に係る経費の一部を補助しているものでございます。また、この補助金につきましては、事業継続計画、BCPの策定を要件にしております。そのため、顧客に対する信頼度がアップしたというような効果にもつながっているものと考えております。 ◆池田明弘 委員  またしっかりよろしくお願いいたします。  続きまして、279ページの産業イノベーション推進事業費介護イノベーション推進補助金に500万円盛られていますけれども、この内容についてお聞かせください。 ◎間嶋 産業イノベーション課長  介護イノベーション推進補助金の内容でございますが、介護イノベーションハブで現在介護現場課題解決を図るため、市と大学、高専、企業などの関係者試作品開発に取り組んでいるところでございます。一定の成果がありましたことから先月発表会を行いまして、介護記録アプリですとか持ち物確認システムあとベッド脱着型リフト発表会を行いました。その様子は、今月号の市政だよりにも掲載されたところでございます。今後は製品化を見込んでおりまして、介護施設への導入を後押ししたいための補助金ということで、今回新規で計上させていただきました。 ◆池田明弘 委員  ぜひとも長岡発介護機材が全国に販路拡大できるよう、よろしくお願いいたします。  最後に、293ページの新型コロナウイルス緊急経済対策事業費イベント感染防止体制強化事業補助金は、令和2年度も補正等を組まれて進められていたかと思います。その実施状況と、改めて令和3年度の予算に盛られているわけですが、今後の取組についてお伺いいたします。 ◎佐山 観光事業課長  委員のおっしゃるとおり、今年度では6月議会の最終日提案補正予算を計上させていただきました。8,490万円を予算計上させていただきましたが、ほぼ予定どおり執行させていただいております。この事業の目的は、主に市外からの誘客が見込まれる広域観光イベントを主催する団体に対して、新型コロナウイルス感染防止対策強化に要する経費を補助するものでございます。  来年度に想定しております主な対象事業としましては、長岡まつり平和祭、昼行事、大花火大会、長岡米百俵フェス、そして越後長岡酒の陣、また各地域で行われる祭りやイベントなど、年度の上半期から動き出すイベントを想定して予算組みをしております。下半期のイベントにつきましては、上半期の開催状況、また執行状況を踏まえまして、必要に応じて9月あたりに補正予算で対応する予定で考えております。 ◆池田明弘 委員  今ほどの御答弁だと予算が1,490万円みたいなお話に聞こえましたけれども、8,490万円でよかったですか。 ◎佐山 観光事業課長  事業費全体では1億円という予算でしたけれども、同じ目的に使うイベント事業費としては8,490万円、あとは広告費ですとか委託費というものの内容になっており、都合で1億円ということです。 ◆池田明弘 委員  今ほどの観光事業課長の御答弁の中で、大花火大会というお話がございました。やはり長岡市民としては、光と音とまた体感で感じる大花火大会というのが、これまでの様々な復旧・復興のシンボルとして市民の心を支えてきたものであるというふうに認識しております。様々な制限はあっても、しっかりと大成功していただけるように要望したいと思います。  291ページ、観光施設解体事業費の中におぐに森林公園に関するものがございます。紙の美術博物館でありますとかプールやリフト等、これまで小国地域にとってはある意味シンボル的な立ち位置であった施設であるかと思います。今回このように予算計上がされておりますけれども、地元住民の方々とのこれまでの協議状況やお声などをお聞かせください。 ◎佐山 観光事業課長  今委員のおっしゃられました、おぐに森林公園のプールやリフト、そして紙の美術博物館等の解体における実施設計の委託料を来年度予算で計上しております。こちらの施設を解体する方針につきましては、小国支所を通じまして、総代会の皆様、また地域委員会の皆様に御説明させていただいておるところです。特に御要望や反対意見等はなかったと聞いておりますけれども、紙の美術博物館を閉鎖する前に、ちょっとした展覧会というか、地域の方の作品を飾りつけするようなことで使ったらどうだろうという御要望や御意見をいただいておるというふうに聞いております。 ◆諸橋虎雄 委員  私のほうから少しお聞きしたいと思います。  説明書の277ページ、企業誘致促進事業費についてお聞きしたいと思います。サテライトオフィス試験運用等支援金、それからサテライトオフィス等開設促進事業補助金は、令和2年度から継続している事業だと思います。これまでの実績と令和3年度に実施する事業内容について、概要をお聞かせいただきたいと思います。 ◎金子 産業立地課長  まず、サテライトオフィス等開設促進事業補助金につきましては、サテライトオフィスの誘致を行って、市内に事務所を構えていただいた企業に対して支援をするものでございます。先般第1号、第2号のサテライトオフィスを設置させていただきまして、今年度の実績としては2件でございます。いずれも今月25日頃に内覧会を予定しているところでございます。  それから、サテライトオフィス試験運用等支援金につきましては、サテライトオフィスの誘致に伴いまして長岡に来ていただいて、長岡の環境や物件を見ていただくという支援制度でございます。こちらにつきましては、今年度は5社に対しまして29万円の支援を予定しているところでございます。 ◆諸橋虎雄 委員  それでは、テレワーク対応型サテライトオフィス等開設補助金5,000万円についてです。これは新規事業ですが、この補助制度対象者補助金の内容、それから入居想定企業等がありましたらお聞かせいただきたいと思います。 ◎金子 産業立地課長  新年度に新設予定テレワーク対応型サテライトオフィス事業について御説明します。  まず、対象者につきましては、サテライトオフィスを整備する民間の事業者を想定しております。公募によって募集する予定でございます。  補助金の内容につきましては、国の補助金を活用しまして、ハードとソフトの整備合わせて2件で、1件当たり5,000万円の2施設を予定してございます。  入居を想定する企業につきましては、現在サテライトオフィスの誘致活動でも多くの事業体がIT企業というところから多くのお問合せを頂戴していますので、そちらのほうが中心になってくる感じでございます。 ◆荒木法子 委員  私からも何点かお願いいたします。  まずは、説明書の271ページ、商店街活動活性化支援事業費の補助金の商店街機能複合化推進事業に関してですが、新年度から項目の名前が変わっております。詳しい内容と事業の狙いについて教えてください。 ◎里村 産業支援課長  商店街機能複合化推進事業でございますけれども、経済産業省がこれから始めます新規の制度でございまして、間接補助という形でございます。商店街のほうで地域のニーズに合わせて使い勝手のよい機能を付加していくといったソフト事業に関する取組について、例えば買物だけではなくて、集まったり、交流したりする居場所づくりとかに対して補助するもので、これから各商店街に声をかけまして、公募して、それでもって支援をしていきたいというふうに考えております。 ◆荒木法子 委員  続きまして、271ページの中心市街地商業活性化推進事業費、項目の名前が変わっておりまして、若手商業者活動支援補助金という新しい名前がついております。もともとは、中心市街地商業・商店街魅力発信事業補助金だったわけですが、同事業の狙いについて教えてください。 ◎里村 産業支援課長  これまで商店街の魅力発信事業で取り組んでおりましたまちゼミのほうを見直して、今新型ウイルスという状況もありますので、オンライン化といった形で見直しながら効果のある取組へと変更させていくということで名称を変更させていただきました。
     また、若手の商店主の方々のやる気や意見といったものをしっかりと応援するという姿勢も打ち出すために、名称を変えて中身を少しずつ変えているという状況でございます。 ◆荒木法子 委員  今朝の報道にもございましたが、一生懸命頑張っていらっしゃるようですので、力強く後押しのほうをお願いいたします。  続きまして、275ページの産業活性化推進事業費新規事業でございます。産業活性化地域おこし協力隊報酬等がついてございます。新年度の重点施策で地域おこし協力隊を21名配置するとありました。産業活性化分野では、どんな方を募集するのでしょうか。先ほどNAZEの件の説明もございましたが、期待することも含めて教えてください。 ◎山田 工業振興課長  グローバル化や高度な課題解決に当たり、これまで以上にオープンイノベーションによる対応が求められる状況の中、産学連携の推進を活動の柱とする長岡産業活性化協会、NAZEを受入れ団体として、4大学1高専と地元産業界との橋渡し役となり、連携事業を専門に行う産学連携コーディネーターを地域おこし協力隊として1名採用するものでございます。4大学1高専と産業界との仲介、マッチング等を想定しております。現在、JICAとの連携協定とか様々な事業が既に展開されております。そういった事業の橋渡しを予定しているものでございます。 ◆荒木法子 委員  引き続きよろしくお願いいたします。  続きまして、277ページの持続可能な循環型社会推進事業費新規事業だと思うのですが、エネルギー産業創出可能性調査とはどんな調査でしょうか。内容について詳しく教えていただければと思います。 ◎山田 工業振興課長  環境部が策定を計画しております長岡市エネルギービジョン(仮称)でございますが、その要素の1つとして、産学連携による新たなエネルギー産業の創出に向けた調査研究を行いたいというものでございます。  具体的には、例えば電気と機械技術を融合したパワーエレクトロ技術の一大拠点となっている長岡技術科学大学、また高いものづくり技術と機械産業が結集する地域的な特性、人的な資源を生かしまして、電力の効率化、省エネルギー技術を活用した新たな産業の創出の可能性について調査研究を行うものでございます。 ◆荒木法子 委員  続きまして、279ページでございます。産業イノベーション推進事業費のエネルギー創出・グリーン成長支援事業補助金についてです。これは研究開発について支援するというものでございますが、どういった方々の研究開発で、具体的にどんなことを狙っているのか教えてください。 ◎山田 工業振興課長  持続可能な循環型社会の実現に向けまして、市内企業が行う産業用電力の脱炭素化、省エネルギー化に係る企業内のインフラ整備、またそれらに寄与する製品開発などの革新的な取組に対して支援を行うことで、新たな時代をリードする企業の創出を目指したいものでございます。 ◆荒木法子 委員  最後の質問になります。  279ページのバイオエコノミー推進事業費は、重点施策でございます。令和2年3月議会の一般質問でも、産業振興、あと農業をはじめ関係担当課及び関係機関同士の連携をしっかりと行ってほしいと質問させていただいたところでございます。この連携についてどのように行うのか教えてください。 ◎間嶋 産業イノベーション課長  関係部署との連携体制でございますけれども、まず私ども産業イノベーション課には、兼務職員を関係部署からいただいております。環境政策課、下水道課、農水産政策課の部署から兼務職員をいただきまして、これらの部署との綿密な連携を図っております。また、そのほかに政策企画課のシティプロモーション担当のほうで市民向けのPRをやっておりますので、そういったところとも連携しております。  そういった中で、商工部ではバイオエコノミーというふうにやっておりますけれども、最終的には発酵やバイオが市民に根づいたまち、バイオコミュニティというものを目指しております。また、ホームページも開設したところでございますので、全庁一丸でやっていければと思っております。    ─────────────────   午前10時53分休憩    ─────────────────   午前11時5分開議    ─────────────────   〔9、10款〕 〇安達農林水産部長若月環境部長竹内市民協働推進部長 〔予算書及び説明書にて説明〕 ○杵渕俊久 委員長  質疑はありませんか。 ◆松井一男 委員  説明書の425ページの保健体育総務費、令和3年度全国高等学校総合体育大会開催事業費負担金についてであります。令和2年度には100万円の準備費が盛ってありましたし、計画では7月に男子バスケットボールの会場になるということです。調べますと、長岡市としては昭和38年度の新潟県総体、平成24年度の北信越かがやき総体で水泳会場になって以来、3回目のインターハイ会場ということであります。全国各地から選手が訪れるわけですが、コロナ禍でなかなか開催が困難かと思いますけれども、今バスケットボールタウンとして力を入れている長岡市としては、シティプロモーションや体育振興の面からも意義深いものと思いますので、取組や準備の状況、それから見込みについてお聞かせください。 ◎野口 スポーツ振興課長  この予算につきましては、高校のインターハイということで、今年の7月25日から7月30日まで、アオーレ長岡、市民体育館、北部体育館におきまして、男子バスケットボールの大会が予定されています。  現在の準備状況ですけれども、コロナ禍ということでガイドラインを精査した中で、感染症が広がらないように、また高校生にとってみれば昨年インターハイが行われた事実がございますので、是が非でも開催できるように県と協力しながら準備を進めているところです。新潟県の開催になりますので、開催県枠として新潟県は2枠の出場になります。バスケットボールタウン長岡としてもぜひ出場して盛り上げていただけたらと思っております。 ◆池田明弘 委員  1点だけ確認させてください。  説明書の423ページに長岡地域定住自立圏スポーツ振興事業費とありますけれども、この事業の目的と取組状況についてお聞かせください。 ◎野口 スポーツ振興課長  長岡地域定住自立圏スポーツ振興事業費につきましては、定住自立圏の3市1町が連携して、ジュニアスポーツに関わる指導者を養成したり、子どもたちの発達や発育に合わせた指導をしております。具体的には、指導者研修会であったり、ジュニアスポーツクリニックを行っております。    ───────────────── ◎高見 副市長  先ほどの池田明弘委員からの御質問のところで、観光事業課長のほうからも説明がありましたが、商工費の293ページにイベント感染防止体制強化事業補助金として1億5,000万円とあります。先ほど観光事業課長が説明しましたように、長岡まつり花火大会等の感染症対策に対する支援を行うことを想定しております。特に長岡まつり花火大会については、職員人件費以外の市費からの投入というのはこれまでしていなかったところでございますが、コロナ禍の中で何とか実施するということで、花火大会を実施するためにはこの1億5,000万円の中からかなりの額が必要になるのではないかというふうに考えているところでございます。実施の方法や詳細はまだ決まっておりませんけれども、この予算をお認めいただいて何とか大花火大会を実施したいと思っておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。  なお、今の423ページの2020東京オリンピックの件につきましては、現時点ではホストタウンの対象国であるオーストラリアのほうからはキャンプの辞退等の御連絡はいただいておりませんが、非常に難しい状況ということでございます。予算の段階においては国民、市民が安心して迎えられる状況になることを期待いたしまして、きちんと迎えられるための予算を計上させていただきましたので、御理解のほどよろしくお願いいたします。    ─────────────────   〔歳入〕  (2) 第3条 債務負担行為中当委員会付託分 〇安達農林水産部長竹内市民協働推進部長若月環境部長長谷川商工部長伊藤観光交流部長 〔予算書及び説明書にて説明〕 ○杵渕俊久 委員長  質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ───────────────── ○杵渕俊久 委員長  それでは、本案に対する意見はありませんか。 ◆池田明弘 委員  議案第2号令和3年度長岡市一般会計予算のうち、当委員会付託分について、長岡市公明党の意見を申し上げます。  新型コロナウイルスの感染拡大は、市民生活を制限し、経済に大きな影響を及ぼしました。そして、それらに対応するため、社会はデジタル化へと加速度的に変化しています。こうした様々な変化は、貧困や格差など、これまで社会が抱えていた脆弱性を浮き彫りにし、さらに悪化させています。  令和3年度予算は、こうした状況を克服するため、財政が厳しい中でも感染症対策をはじめ、地域共生社会の推進、イノベーションによる地域産業の活性化、鳥獣被害対策、地球温暖化防止、カーボンニュートラルに向けた取組など、市民の安心と未来への投資を目指したものと評価いたします。  その上で、地域共生社会、持続可能な循環型社会の実現、さらに世界に通用する地域産業の創出には、国連で採択された持続可能な開発目標、SDGs、誰一人取り残さない社会の実現に向けた市民社会の実現が欠かせないと考えます。そして、そのために危機の時代の羅針盤として、SDGsに対する市民意識の醸成に長岡市として積極的に取り組まれることを要望いたします。  最後に、1年を超えるコロナ禍で、困窮する人々や企業が増えています。当局におかれましては、そうした方々に寄り添う迅速な対応を要望し、本予算に賛成いたします。 ◆荒木法子 委員  議案第2号令和3年度長岡市一般会計予算について、市民クラブの意見を申し上げます。  新型コロナウイルス感染症の感染拡大から1年、いまだ収束が見えず、地元経済の冷え込みと地域コミュニティ力の低下の不安が続いています。また、頻発する自然災害、鳥獣被害なども待ったなしで私たちの生活を脅かしています。  本予算は、販路拡大に取り組む中小企業支援、ハローワークと連携した雇用対策、感染防止対策を徹底したイベントの実施など、新型コロナウイルスの影響を受ける地域経済を下支えしています。また、サテライトオフィスの誘致を促進、新たな産業団地の検討、オンライン就活の実施、新規就農者や起業・創業への支援、5G利活用研究をスタートし、長岡版スマートアグリやバイオエコノミー、グリーン成長戦略に関する研究開発を推進。映画「峠 最後のサムライ」の公開に向けた準備も加速させ、魅力ある長岡の発信、未来への投資と地方分散の受け皿づくりを力強く進めています。市民の皆様の生活と地域経済を全力で守り、選ばれるまちを目指し、未来への種をまく攻守バランスの取れた予算であり、その成果を期待するものであります。  以上のことから、市民クラブは議案第2号令和3年度長岡市一般会計予算の当委員会付託分について賛成をいたします。 ◆松野憲一郎 委員  議案第2号令和3年度長岡市一般会計予算のうち、当委員会付託分について賛成の立場で長岡令和クラブの意見を申し上げます。  まず、川口総合交流拠点施設管理運営が今後適正に行われるよう要望いたします。  新型コロナウイルス感染症が世界や日本中で流行し、様々な分野に甚大な影響を及ぼしております。長岡市の経済でも、観光、飲食、サービス業、物流など、多くの業種に影響が出た上、サプライチェーンが寸断され、経済が落ち込みました。今もってウイルス禍は続いております。  一方、この状況をきっかけに社会構造は大きく変わりました。人の集中と密を避ける暮らし方や働き方に関心が高まり、テレワークや在宅勤務が進んでおります。ウイルス禍により本市は厳しい財政の中ではありますが、市内の社会経済活動の情勢を十分注視し、ピンチをチャンスに変える、そして決断する予算と期待しまして、本予算に賛成いたします。 ◆諸橋虎雄 委員  議案第2号令和3年度長岡市一般会計予算における当委員会付託分について、日本共産党議員団の意見を申し上げます。  コミュニティセンター講堂のエアコンの整備、長岡ニュータウンの廃棄物運搬用パイプライン事業停止と新たなごみステーション施設の整備、新規事業のICT技術を活用した土づくり関連や水管理関連のスマートアグリ実証事業、事業費を大幅に増額しての捕獲や電気柵設置、新規の不要果樹伐採補助などの鳥獣被害対策事業、新規の販路拡大業態転換等に取り組む中小企業の支援、企業誘致促進事業のサテライトオフィス試験運用費や開設費等の支援、新規のテレワーク対応型のサテライトオフィス等の開設補助などに期待しております。  なお、コロナ禍で苦境にあえぐ飲食関連業者や就労困窮者等の支援、米価下落対策としての米の作付転換や需要拡大対策等の支援の取組を一層強められることを要望します。  また、寺泊コミュニティセンターとの整理統合に伴う寺泊公民館や分館の廃止によって、職員の配置や補助金が減らされたり、なくされたりして市民サービスが低下することのないように要望し、本予算に賛成をいたします。 ○杵渕俊久 委員長  議案第2号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○杵渕俊久 委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。 ・議決事由 原案のとおり可決    ────────※──────── ○杵渕俊久 委員長  これにて散会いたします。   午前11時52分散会    ────────※────────...